インフルエンーを利用したPRを仕掛ける際、まず重要となるのは、適切な人選です。
しかるべきインフルエンサーを起用すれば、相当なPR効果が得られます。
一方で選定を誤ると、PRが不発に終わってしまうことも。
したがって、インフルエンサーの選定はたいへん重要になるわけです。
とはいえ、選定方法について詳しく知らない担当者の方もいるでしょう。
本記事では、インフルエンサーを選定する際のポイントについて、詳しく解説します。
インフルエンサーを選定するときのポイント①フォロワー数とエンゲージメント数
まず重要視したいのは、フォロワーとエンゲージメントの総量です。
ふたつの数字から、インフルエンサーが持つ影響力=PR効果を推し量れます。
フォロワー数が多ければ多いほど、多くのユーザーへリーチできます。
ただし、フォロワー数が多ければよい、というわけでもありません。
フォロワー数と同時に、エンゲージメント数(いいね、リツイート、リプライなど)にも着目しておく必要があります。
フォロワー数が多くても、エンゲージメント数に乏しければ、PR効果も落ちてしまいます。
逆にエンゲージメント数が多ければ、フォロワー数は少なくても購買に結びつきやすい、というようなことも。
ふたつの数字に着目し、インフルエンサーが持つPR効果を推察しましょう。
なお、「ICON suite」などのインフルエンサー検索ツールを用いれば、これらのデータは簡単に取得できます。
インフルエンサーを選定するときのポイント②インフルエンサーの定性的評価
インフルエンサーの定性的な評価も気にしておく必要があります。
「定性的な評価」とは、具体的に以下のようなものを指します。
- フォロワーからの評価
- 非フォロワーからの評価
- ステルスマーケティングの回数
- プラットフォーム外での評判
- キャラクター・発信の方向性
というような部分が、「定性的な評価」です。
たとえば多くのインプレッションを得ていたとしても、批判や中傷が集中しているだけの場合もあります。PR活動を任せるインフルエンサーとして適切ではありません。
定性的な評価も確認し、起用するか否か、見定めるようにしましょう。
インフルエンサーを選定するときのポイント③本人を取り巻くセグメント
本人を取り巻くセグメントに対する分析も欠かせません。ここではセグメントを、「フォロワーやエンゲージ元の持つ属性」という意味合いで取り扱います。
たとえば年齢や性別、職業や平均年収などがセグメントです。セグメントが明確化されていれば、適切な層へリーチできるか、判断できます。
とはいえ、セグメントをマンパワーで分析するのは、あまり現実的ではありません。先ほども触れたインフルエンサー検索ツールを利用すれば、かなり効率的にセグメントが分析できます。
多少費用はかかりますが、マンパワーを投入するよりも、はるかに効率的です。
インフルエンサーを選定するときのポイント④PR対象との融和性
PR対象と融和性の高い発進をしているインフルエンサーを選定するのも、大前提となります。
たとえば、投機性の高い金融商品PRしたいとしましょう。となると、普段から個人レベルで金融や投資にまつわる発信をしているインフルエンサーが適格となります。もう少し絞るなら、バイナリーオプションやFXで、投機的な活動を発信している人物が理想です(あくまで一例です)。
一方で投機性の低い金融商品について発信しているのであれば、適格とは言えません。そもそもインフルエンサー本人から、依頼を断られる可能性もあります。
PR対象と発信内容の融和性は、大前提として必要です。
発信内容とPRすることの間に、融和性を見出し、論理的破綻がないようにしましょう。
インフルエンサーを選定するときのポイント⑤コストパフォーマンス
また、コストパフォーマンスについても注意しておく必要があります。
インフルエンサーを起用する費用は、フォロワー数によって変動する部分があります。
あくまで目安ですが、1フォロワーあたり2,3円が相場です。
費用に対してじゅうぶんなPR効果が得られ、コストパフォーマンスは健全となるか、きちんと予測しておきましょう。
適切なインフルエンサーを選定する業者やツールもある
もし自社でインフルエンサーを選定しない、できないということであれば、外注する手段やツールを使う手段があります。
適切なインフルエンサーを選定できる、専門業者へ依頼しましょう。
費用はかかりますが、豊富なノウハウと適切な手法を用いて、インフルエンサーを選定してくれます。
自社で選定するよりも、よい選定を実施できるでしょう。
費用面の問題をクリアできるのであれば、外注するのもひとつの手段です。
まとめ
インフルエンサーの選定にあたっては、
- フォロワー数とエンゲージメント数
- インフルエンサー本人が得ている定性的な評価
- 取り巻くセグメント
- PR内容との融和性
を、よく観察しておく必要があります。
上記のポイントをおさえられていれば、より大きなPR効果が得られるでしょう。
また、選定自体を外注してしまうという方法もあります。
いずれにせよ、インフルエンサーの選定は重要です。
事前の情報収集を徹底し、適役な人材にアサインしましょう。