「最近ソーシャルメディアを使ったマーケティングが流行っているから、自社でもSNS運用を始めたいけど、どんなメリットがあるのかいまいちわからない」。そういった悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか。
実際、SNSマーケティングで成功し認知度を上げたBtoB企業は多く存在します。しかしSNSマーケティングは決して簡単ではなく、内容を理解した上で取り組まないと無駄にコストをかけてしまうことになります。
そのため、今回は「SNSマーケティングのメリットを知りたい」という悩みを解決するために、「BtoB企業がSNSを利用するメリット」を紹介していきます。なお、SNS マーケティングのメリットと言っても条件によって異なるので、企業アカウント・個人アカウント・複数人で個人アカウントを運用する場合の3つに分けて解説していきます。
BtoB企業がSNSを利用するメリット(企業アカウント編)
企業アカウントとは、企業公式のアカウントを運営することです。
認知度を上げることができる
BtoB企業の弱点としてよく挙げられるのが認知度が低いことです。企業公式アカウントを自社で運営することによって、ユーザーが検索した際に企業のアカウントが目に入るようになります。さらに、ユニークなコンテンツで注目を集めることができれば、コンテンツが拡散され、認知度が上がっていきます。
例えば、「トヨタ自動車株式会社」はSNS上で話題になっているゆうこすさんを利用したCMを流しています。
\ ゆうこすがあの人と感動の再会😂🎉 /
— トヨタ自動車株式会社 (@TOYOTA_PR) December 28, 2019
ついにモテちゃんTRIP最終回❗️
なんと #兒玉遥 さんがサプライズゲストに登場!
8年振りの再開👩❤💋👩🚗に会話も弾みます🤩
7日間の旅のフィナーレ✨ご覧ください😆
▼本編 #モテちゃんTRIP FINAL👀https://t.co/yT750W8scn@yukos_kawaii @haruka_kdm919 pic.twitter.com/i7cV6QayDv
この動画は拡散され、SNS上での話題作りに成功しています。
低コストで宣伝することができる
SNSは基本的に無料で使用することができます。そのため、新しいCMやプロモーションビデオも自分たちの好きなように無料で発信することができ、低コストで継続的に宣伝できます。
信用度を向上させることができる
SNS上でフォロワーが増えると 企業への信用度が高くなります。理由はフォロワーが増えると影響力を持ち始めるからです。SNS上でユーザーと積極的にコミュニケーションを取っていくと、ユーザーと企業との間の信頼が高まります。信頼が高まると、ユーザーが継続して商品を購入してくれる可能性が高くなります。
BtoB企業がSNSを利用するメリット(個人アカウント編)
個人アカウントとは、企業の中で重役を務めている人が積極的に個人アカウントで発信していくことです。
自分のファンを作ることができる
SNSは基本的に人と人とのつながりを大切にしています。そのため、企業のファンを作ることは難しいかもしれませんが、個人のアカウントでファンを作ることは可能です。
株式会社divの代表取締役を務めている「マコなり社長」が個人アカウントで成功した人の内の1人です。
マコなり社長の価値観に共感してくださっている方、どなたでもエントリー歓迎です!
— マコなり社長 (@mako_yukinari) December 25, 2019
オープンポジション|急成長のTECH::EXPERTを推進する仲間、募集。 by 株式会社div (@techcampinfo?lang=ja) https://t.co/iNn0EPyRFP #wantedly
マコなり社長はYouTubeとTwitterで積極的に成功する人の働き方について発信し、現在ツイッターでは約58000人のフォロワーがいます(2019年12月現在)。最近はフォロワーが多いことを利用して、講演会やセミナーなどの単独イベントを開き、さらに影響力を強めています。
話題になるような発言をしやすくなる
個人アカウントで情報発信をすると、カジュアルな発信がしやすくなります。企業の公式アカウントで炎上するような内容を発信してしまうと、会社の信用度が落ち売上に影響が出てしまいます。
しかし、個人で発信する場合は例え炎上したとしても、個人的意見として見られるので、自社に影響を及ぼす可能性は低くなります。
BtoB企業がSNSを利用するメリット(複数人で個人アカウント運営する場合)
複数で個人アカウントを運営するというのは、社員1人1人がSNSで情報発信していくということです。
社員1人1人が影響力を持つようになる
社員がSNS上で情報発信をしていく大きなメリットは、1人1人が影響力を持つということです。社員が影響力を持つと、社員自体がブランドになり他社からの信用が高まります。
株式会社テテマーチの社員であるふくままさひろさんは、自ら情報発信をして現在6000人以上のフォロワーがいます(2019年12月現在)。
もう色んな方にシェアいただいてますが、今年のアドテック東京に初登壇します☺️☺️
— ふくままさひろ|1月4日(土)#90年生まれだョ全員集合 (@fukuma1023) May 31, 2019
錚々たるメンバーの中、自分は1番実績もなく小童ですが登壇することに対してのUGCは1番かもしれないので皆さまに支えられながら頑張ります!😎💪
福間 昌大 | アドテック東京 公式サイト https://t.co/xYqa6QOBXx
最近は、影響力があることから個人的にイベントに参加し、企業の宣伝もしています。
採用にプラスに働く可能性がある
社員1人1人が個人的に情報発信をしていくと、ユーザーは社内の雰囲気を感じ取ることができるので、採用を行う際にプラスに働く可能性があります。そのため、「人材不足で困っている」という企業は、積極的に社員に情報発信してもらう方法が有効です。
BtoB企業がSNSを利用するデメリット
炎上してしまうと信頼を大きく失ってしまう
SNSは良くも悪くも情報の拡散が早いです。そのため、一度でも過激な発信が拡散されてしまうと簡単に止めることはできません。そして、過激な情報発信で炎上してしまうと、企業全体のブランド価値を失ってしまいます。そのため、SNS上で情報発信をする際は、「この投稿は倫理的に大丈夫なのか」ということを一度確認してから発信するようにしましょう。
フォロワーを増やすのに時間がかかる
SNSでフォロワーを増やすにはどうしても時間がかかってしまいます。そのため、1つ1つの発信に一喜一憂せず、長い目で見て発信していくようにしましょう。
最も大切な事は継続する事です
ここまで述べてきたように、SNSマーケティングは成功すれば低コストで広く宣伝することができます。しかし、ほとんどの場合成功するまでに時間がかかります。そのため、初めはうまくいかないことを前提に、継続していくようにしましょう。