技術的なSEO対策を行うには、十分なキーワードの情報が必要です。かつては簡素なキーワード情報でも成果が得られましたが、現在は、良質なキーワード情報を収集しなければ、SEO対策として成立しなくなってきています。

そのため、SEO対策を行うには、各種キーワードツールを使えるようになっておく必要があります。

キーワードツールを使いこなせれば、より良いSEO対策が実現できるでしょう。本記事では、SEO対策で最低限使えるようにしておきたい、無料で使える「おすすめのキーワードツール」を8つ紹介します。その中でも1〜4位が飛び抜けおすすめのSEOのキーワード対策ツールです。

無料で使えるSEO対策ツール8 選

8位:Goodkeyword

https://goodkeyword.net/

<メリット>

  • googleトレンドも同時に確認でき、年代ごとの検索ボリュームが分かる
  • 取得したキーワードを、簡単にコピペで回収できる

キーワードにまつわるトレンド情報が取得できるのは魅力的。画面右に折れ線グラフで、トレンド動向が表示されます。

<デメリット>

個別のキーワードに対する検索ボリュームが表示されません。検索ボリュームを表示するキーワードツールとの併用が必要です。

7位:KOUHO.jp

https://kouho.jp/

<メリット>

  • 「Yahoo!知恵袋」、「はてな連想語」を一括取得できる
  • Twitter共起語も取得可能
  • Amazon・楽天サジェストも取得できる

Amazonや楽天のサジェスト、Twitter共起語が取得できる、数少ないキーワードツールです。

ブログのみならずSNSを含めてマーケティングを仕掛ける際には、おおよそのキーワード候補を知るには役立つでしょう。

<デメリット>

明らかにSEO対策で必要ではないキーワードが上がってくることがあります。どのキーワードを使うか、自力で判断できるだけの能力が必要です。

6位:関連キーワード取得ツール(仮名・β版)

https://www.related-keywords.com/

もっともおすすめできるキーワードツールです。

初歩者からプロフェッショナルまで、多くの人が利用しています。

<メリット>

  • 使い方が簡単
  • 「Yahoo! 知恵袋」と、「教えてgoo」からも情報を取得できる
  • 取得したキーワードを、簡単にコピペで回収できる

特に「Yahoo! 知恵袋」と、「教えてgoo」から情報が得られるのは強力。検索意図を把握するSEO対策において、たいへん役立ちます。

<デメリット>

検索ボリュームが表示されません。検索ボリュームが把握できる、他のキーワードツールと併用することをおすすめします。

5位:SEMrush

https://semrush.jp/

<メリット>

  • トレンド動向を確認できる
  • フレーズの一致しているメンションを取得できる
  • ADS COPIESを取得できる

<デメリット>

  • 本格的に運用するためには、有料会員登録を必要とします
  • 無料で利用している場合、一日5回までの検索となります。
  • 無料での利用は、検索結果に表示される件数も、10件まで制限されます。

4位:Screaming Frog SEO Spider

https://www.screamingfrog.co.uk/seo-spider/

<メリット>

  • 他社媒体のWebページ情報もリスト化できる
  • 無料版では、URLは500件まで
  • 当該サイトの内部リンクがリスト化される
  • 各URLのプロトコル情報を確認できる
  • metaタグ、h1、h2タグなどサイトの各ページの情報を確認できる

<デメリット>

  • 『Screaming Frog SEO Spider』のインストールする必要がある
  • 英語である。

3位:Moz Keyword Explorer

https://moz.com/explorer

<メリット>

  • キーワードの検索ボリュームのみならず、競合サイトのSEO対策状況を取得できる
  • SERPs分析が可能
  • メンション(サイテーション)調査も可能である

<デメリット>

  • 本格的に運用するためには、有料会員登録が必要です。
  • 無料で利用している場合は、一日2回までしか検索を実行できません。

2位:Googleキーワードプランナー

<メリット>

  • Google公式のキーワードツールである
  • 月間検索ボリュームが表示される
  • 簡素ではあるが競合性の評価も表示される

Googleキーワードプランナーは、唯一のGoogle公式キーワードツールです。

もっとも安心して使えるキーワードツールでしょう。

<デメリット>

検索ボリュームの表示が、広告出稿しないと概算でしか表示されません。つまり正確なボリューム数を把握するためには、いくらか広告費を支払う必要があります。

1位:Ubersuggest

https://app.neilpatel.com/ja/ubersuggest/

<メリット>

  • キーワードクラウドが表示される
  • 表示したキーワードをダウンロードできる
  • SERP検索可能
  • 月間検索数がわかる

キーワードクラウドは、関連キーワードを大小異なるサイズで、一枚の画像として表示するものです。数値的ではなく、感覚的に関連キーワードの検索ボリュームを把握できます。

まとめ

キーワードツールは数多くがあります。

各キーワードツールの特徴を理解していれば、さほど大きな問題はないはずです。上記以外に完全有料のキーワードツールも存在しますが、必ずしも必要だとは言い難いです。対策のレベルや企業規模によっては、無料のキーワードツールを複数使いこなせていれば、まず問題はないことも多いでしょう。

大手企業のようにリソースをさくことができ、万全の対策を行えるゆとりと仕組み作りができれば、適切な有料ツールを入れて対策を行う方がいいでしょう。ライバルもそれなりの対策をしています。

まずは自分自身で少し試しに使ってみて、どれが使い勝手がいいか、やろうとしている対策に適しているかを考え、適切なツールを使いましょう。

特に情報格差を利用した、粗悪な有料キーワードツールには注意が必要です。有料キーワードツールを利用する前に、まずは無料のキーワードツールで対応できるようにしましょう。