「プライベートでSNSは使っているけれど、BtoC企業でSNSを運用するイメージがいまいち付かない」。そういった悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。実際、SNS利用率は右肩上に伸びていて、企業公式アカウント思っている企業も少なくありません。しかし、SNSは知名度だけでフォロワーを増やすことは難しく、しっかりと特徴を理解する必要があります。
今回は「BtoC企業でSNSを運用するメリットが分からない」という悩みを解決するために、「BtoC企業がSNSを利用するメリット・デメリット」と「SNSマーケティングの成功事例」について解説していきます。
SNSマーケティングの重要度は年々増しています
引用:総務省|平成29年版 情報通信白書|SNSがスマホ利用の中心に
総務省の調査によるとスマートフォンの利用率は2016年に71.2%で2012年に比べると30%以上上昇していることがわかります。2012年の時点ではSNSはあまり強い影響力を持っていませんでしたが、現在の事を考えるとSNSの利用率は70%を超えているので、SNS上での企業宣伝は、有効であると言うことができます。
BtoC企業がSNSを利用するメリット
1-コストを抑えて宣伝することができる
BtoC企業がSNS情報発信をしていく一番のメリットは、低コストで企業を宣伝できることです。SNSは基本的に無料で情報発信をすることができ、自社で作成したCMやプロモーションビデオを好きな時に自由に投稿することができます。
そのため、テレビや新聞の広告のように多額のコストをかける必要がなく、低コストで宣伝することができます。
2-消費者の生の声を聞くことができる
SNSでは自社の商品を使っているユーザーの生の声を聞くことができます。そして、企業はその意見を元に消費者のニーズを探り、自社の戦略に役立てるソーシャルリスニングを行うことができます。
3-海外にも宣伝することができる
FacebookやTwitterなどの人気のSNSは世界中にユーザーがいるので、海外にも自社の存在を宣伝することができます。一方、テレビや新聞などのマスメディアでは、どうしても国内だけの宣伝に止まってしまいます。
そのため、SNSは「海外にもっと自社の存在を宣伝したい」という企業にもおすすめです。
BtoC企業がSNSを利用するデメリット
1-批判が殺到すると売上に影響する
SNSは拡散する力に優れていますが、場合によってはその拡散力が批判を生むことになります。拡散は一度されてしまうと止めることができません。そして、炎上してしまうと企業全体の信用を失ってしまい、売り上げにも影響してしまいます。
そのため、情報発信をする際はコンプライアンス的に大丈夫な内容かを確認してから発信するようにしましょう。
2-フォロワーが増えるのに時間がかかる
SNSで影響力を持つにはフォロワーを増やす必要があります。しかし、ほとんどの場合SNSでフォロワーを増やすにはかなりの時間がかかってしまいます。そのため、2・3日で結果を求めるのではなく、長期的に考えて情報発信をしていくようにしましょう。
3-流行り廃りがある
SNSには流行り廃りがあります。今年大ブレイクしたソーシャルメディアであっても、来年には他のソーシャルメディアがブレイクしている可能性は十分にあります。そのため、常にSNSの流行り廃りはチェックしておくようにしましょう。
SNSマーケティングを成功させた企業事例
事例1:パナソニック
パナソニックはSNSを利用した商品宣伝で成功しています。
「パナソニックが、調理家電の新製品「ロティサリーグリル&スモーク」の発売に当たり、SNSとコンテンツ(解説記事)を組み合わせた長期のマーケティングを展開。発売前には0%だった認知度を、キャンペーン終了直前には31%にまで引き上げるなど、新製品の認知度と購入意欲の向上に成功。新製品の売れ行きアップにも貢献した。」
パナソニック SNSを“長く”使って新製品の認知度31%向上|日経クロストレンド
パナソニックは新製品の「ロティサリーグリル&スモーク」の宣伝を、肉の塊が360°回してあぶられている映像を流すことによって、ユーザーに大きなインパクトを与えました。記事によるとその宣伝効果によって、31%認知度が上昇したようです。
事例2:よなよなエール
今朝の日経新聞長野版で「飲み会成人式」を紹介していただきました📰https://t.co/IwX4xOqs8k
— よなよなエール/ヤッホーブルーイング公式 (@yohobrewing) December 24, 2019
参加申込も続々と集まっています!
応募〆切は明日12/25 23:59までですので、周りに大学生・大学院生がいらっしゃる方は是非シェアしてくださいね🙏#飲み会成人式#飲み会がこうだったらもっといい
よなよなエールは忘年会、クリスマス、新年会など時期ごとに自社のビールの紹介をして、認知度を広めることに成功しTwitterで34000人のフォロワー(2019年12月10回)を集めることに成功します。
さらに、ユーザーのよなよなエールに関するツイートも積極的にリツイートしていて、ユーザーとの信頼関係を構築することに成功しています。
まずはアカウントを作ってみましょう
ここまでBtoC企業がSNSを利用するメリットについて話してきましたが、それでもまだSNSマーケティングに挑戦する決心がついてない人もいるかもしれません。そういった場合は、アカウントだけでも作ってみましょう。まずは小さく始めてみることが重要です。