2019年11月20日〜11月22日の間に東京ビッグサイトで開催の「カラダ改善プロジェクト(主催:一般社団法人日本能率協会)」には、6つのテーマに特化した展示ブースが設けられいました。
睡眠、メディスポ(予防医学×スポーツ)、健康診断・健康管理、温活、食品、アレルギーの6つの中で、健康診断・健康管理のブースでAIを活用した動作解析AIプラットフォームがありました。事業モデルが面白く、今後スポーツや医療の分野だけでなく、面白いコラボレーションが広がりそうと思ったサービスでした。
動作解析AIプラットフォーム「AnyMotion」とは
NTTPCコミュニケーションズが開発する「AnyMotion」は、AI技術を用いて画像や動画から「姿勢の検出」と「身体動作を定量化」するプラットフォームです。
身体動作の解析と言えば、一般の方にとっては、野球選手のピッチングなどのモーションキャプチャがイメージしやすいのではないでしょうか。
プロのスポーツ選手などは高精度な姿勢検出が可能な専門機器で動きを確認して、自分の動き方の課題などを分析することも可能ですが、セミプロやアマチュア向けには設備や情報が不足しています。
特にセミプロに向けて「AnyMotion」は開発され、ビデオの目視では課題が解決されない領域に対してのアプローチを可能にするプラットフォームとなります。
「AnyMotion」を実際に体験してみました
「カラダ改善プロジェクト」の展示ブースで、実際に「AnyMotion」を体験しました。スマホで撮影していただいて、1分も立たないうちにお辞儀の姿勢の解析がされました。
スマホで手軽に動作がわかることで、広く多くの人に使っていただける機会が増える予感がします。
ここで不思議だったことが、この解析画像を何に使うか?ということです。
「ん?お辞儀の姿勢が悪いとか良いとか言ってくれないの?」と思ってしまいました。この「AnyMotion」は、あくまでもAI機能によって姿勢や動作を分析してくれて、それに対しての解はサービスにして世に出すときにサービス側が考えてね!というプラットフォームです。
「AnyMotion」は姿勢検出・動作解析の機能が組み込めるAPIを提供しています。つまり、パートナー企業のサービスやソリューションに組み込むことができます。
ビジネス化を行うパートナー募集中
私は大学時代までスポーツ科学部で少しスポーツ関して勉強をしていたので、興味深いサービスでした。当時は体育会で運動もしていて、自分自身もリハビリなどを1年間くらい行っていて、歩き方で多少の判断がついた時期もありました。しかし、人の歩き方で課題や筋肉のアンバランスさがわかるのは、一部の理学療法士でしょう。
ビジネス化され、スポーツの競技力向上や怪我の予防、マナー講義の姿勢など様々なシチュエーションでの利用されることが期待できる面白いプラットフォームでした。
現在、AnyMotion(α版)は無償で提供されています。